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![]() 2010年に入ってから,街のアチコチでゴッド?オブ?ウォー IIIのプロモーションが見られるようになった。画像は,アメリカのセブンイレブンにあるフローズンコーラとのタイアップ。カップにあるコードを入力すれば,Morpheus Armorという,刺青まで青くなってしまう特製スキンが入手できる |
ゴッド?オブ?ウォーシリーズといえば,PlayStation 3のユーザーでなくとも名前ぐらいは知っているであろう有名シリーズ。開発はSCEAのサンタモニカスタジオが行っており,過去2作(「ゴッド?オブ?ウォー」「ゴッド?オブ?ウォーII 終焉への序曲」)の北米での販売総本数は580万本にも達するという人気作である。
トレードマークである激しいアクションが,日本でもコアなゲーマー層を中心に注目を集めており,徐々にファン層を拡大しつつあるという本シリーズ。日本では,完全日本語版が3月25日に5980円(税込)という,かなり“攻撃的”な価格でリリースされる予定になっており,さらに三部作を一つのパッケージにした「ゴッド?オブ?ウォー トリロジー」のリリースも決定している(関連記事)。
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南北アメリカ地域,そして日本から合計で100人ほどのメディアが集まった今回のイベントでは,ゲームの序盤だけではあるものの,参加者がじっくりゲームをプレイし,制作者の話を聞くという趣向になっていた。ゲームのファーストインプレッションの前に,少々くどいかもしれないが,ゴッド?オブ?ウォーシリーズの大まかな流れをおさらいしてみよう。
![]() ハリウッドにある会場で行われたのは,ゴッド?オブ?ウォー IIIの導入部分を遊び尽くすというイベント。すでにマスターアップしているので,続きも遊ばせてもらいたかった |
オリュンポスの神々と,“戦の神”クレイトスの終わりなき戦い
ゴッド?オブ?ウォー IIIのバックグラウンドにあるのは,誰でも名前ぐらいは聞いたことがあるはずの「ギリシャ神話」だ。「ゼウス」や「アポロン」といった,よく知られるギリシャの神々が現れる以前,地球を支配していたのは母なる大地「ガイア」から産み落とされた「タイタン族」と呼ばれる神々だった。
このタイタン族の一人で,リーダーでもあった「クロノス」に反旗を翻したのが,ほかでもないクロノスの息子のゼウスと「ポセイドン」,そして「ハデス」の三兄弟であり,彼らはクロノス達との戦争に勝ち,タイタン族を幽閉してしまう。そして,ゼウス達が新たに定めた住まいが聖なる山,オリュンポスだった。
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ゲームの主人公クレイトスは,ゼウスが人間の娘に手を出して生ませたという「ヘラクレス」と同じような生い立ちで,神がかった能力を持ちながら生身の肉体を持つ「デミゴッド」(半神)だ。そして,ゴッド?オブ?ウォーでは,このクレイトス自身が,父ゼウスがかつて自分の父に行なったのと同じように,父を攻め滅ぼそうとするのである。
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アテナもアレスも,いってみればクレイトスの異母兄弟の関係にあるわけだが,「父と子の戦い」や「兄弟の戦い」などのドロドロとした家族関係が,なんともギリシャ神話らしい。
第1作では,ストーリーが進むに連れてクレイトスの悪夢の内容も詳しく解き明かされ,スパルタ兵士団の隊長だったクレイトスは,実はアレスの意のままに動く奴隷のような存在であるという関係が明らかになる。アレスの罠に落ちたクレイトスは自分の家族を手にかけてしまうのだが,やがて,そうしたオリュンポスの神々の無慈悲さに気づき,激怒したクレイトスはアレスを倒し,自らが「戦いの神」になるのだった。
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クレイトスが冥府の支配者ハデスのもとに送られようとしているときに,幽閉されていたガイアの助力を得て命を取り戻し,復讐の旅に出る。それからいろいろあって,最後は解放されたタイタン族とともにオリュンポスに向かって侵攻していくという,意味深なエンディングで,この第2作は終わる。
ゴッド?オブ?ウォーの方程式は,過激さと快適さ,そして圧巻のグラフィックスの総和
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ゴッド?オブ?ウォー IIをプレイしたことのある人なら,ゲームのオープニング部分で巨大なコロッサスと戦いながらゲームの操作法を学んでいくという名シーンを記憶しているはずだが,今回もリバイアサンを使って操作を学んでいく仕掛けになっている。ゴッド?オブ?ウォー IIIは,従来作の“ゲーム体験”(Game Experience)を損なわないよう,慎重に作られているのだ。
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引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局
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